こんにちは。
浜松市・豊橋市の
パーソナルトレーニング・
コンディショニング専門店
S-pace【エスペース】です。
本日のテーマは「腰痛と自律神経との関係」です。
寒くなると腰痛に悩まされている人は多いと思います。
腰痛はさまざまな原因があります。
最近では骨格や筋肉の問題だけでなく心因性(ストレス・自律神経系)による腰痛も増えています。
心因性?
ストレス???
自律神経が原因で腰痛って起こるの?
って思うかもしれませんね!
そうなんです!
最近は心因性での腰痛も多いんですよ
今回はそのような自律神経の乱れによっておこる腰痛でお悩みの人にお届けします。
これをみれば
・自律神経とは?
・自律神経の乱れが腰痛を引き起こす原因
・腰痛の改善には自律神経を調整しよう
・自律神経を整えるには?
が分かります。
ぜひ、最後までご覧くださいね!
1.自律神経とは?
自律神経は、
「生命維持や身体調整するために24時間はたらいているシステム」
です。
血圧や呼吸数など、体内機能を調節している神経系です。
意識的な努力を必要とせず、自動的に機能するのが特徴です。
つまり自分の意志ではコントロールできない神経となります。
自律神経は末梢神経のひとつで、全身のほとんどの器官を支配しています。
大脳による意識的な命令によって働く運動神経や感覚神経とは違い、自律神経が支配している内臓や器官は本人の意志で自由に動かすことはできないのが特徴です。
意識とは関係なく働く神経が自律神経なのです。
無意識的に呼吸をしたり、食べ物を消化したり、心臓が休みなく動いたりしているのは、
主としてこの自律神経の働きによるものなのです。
本来であれば、自律神経は私たちの身体と心を
「健康な状態」
に保ってくれるためのものです。
しかし、自律神経は繊細であり、ストレスの影響を大きく受けてしまいます。
・精神的なストレス
・残業や疲労などの身体的ストレス
・気圧や気温の変動による環境的なストレス
・スマホやパソコンなどによる骨格のゆがみや姿勢の悪さなど
により、現代人の生活環境は厳しいものになっています。
そのため、自律神経が乱れている人がほとんどなのです・・・
【自律神経系の解剖】
自律神経系は全身に分布していて、血管、胃、腸管、肝臓、腎臓、膀胱、性器、肺、瞳孔、心臓、汗腺、唾液腺、消化腺などの内臓を支配しています。
先ほどもお伝えしましたが、これらは意識して動かしたり、止めたりすることができないのは、無意識的に自律神経が働きをコントロールしているからです。
内臓を支配しているため自律神経が乱れると内臓の不調が起こるのです。
・イライラしたときに胃が痛い
・疲れて食欲が出ない
・便秘や下痢になる
・イライラして食べ過ぎ・飲みすぎしてまう
のも自律神経を大きく関係しているんです!
もちろんこの逆で内臓の不調が起こると自律神経の不調もでてきます。
例えばお腹の調子が悪いと、元気になれませんよね?
食べ過ぎ・飲みすぎて胃腸が重いとやる気って出ないですよね?
このように自律神経と内臓は相関関係にあるのです。
【自律神経系の機能】
自律神経系は、以下のような体内機能を制御(コントロール)しています。
・血圧
・心拍数と脈拍数
・体温
・消化
・代謝
・水分とミネラル(ナトリウムやカルシウムなど)のバランス
・体液(唾液、汗、涙)の分泌
・排尿
・排便
・性的反応
多くの臓器は、交感神経系と副交感神経系のどちらか一方によって主に制御(コントロール)されていますが、1つの臓器に対して両方の神経系がそれぞれ反対の作用を及ぼしている場合もあります。
例えば、交感神経系は血圧を上昇させ、副交感神経系は血圧を低下させます。
全体として、2つの神経系が協調して機能することで、身体は様々な状況に対して適切に反応できるようになっています。
身体の内と外の環境によって
自動的に(自分の意志と関係なく)
切り替わりながら、調整し合っているのです。
自律神経系は、以下の2つに分けられます。
・交感神経系
・副交感神経系
【交感神経系の機能】
ストレスの多い状況や緊急事態に際して身体の状態を整えます(闘争・逃走反応)。
そのため交感神経系は、心拍数を増やし、心臓の収縮力を高め、呼吸がしやすくなるように気道を広げます。
交感神経系は、手のひらの発汗、瞳孔の散大、体毛の逆立ちなども引き起こします。
その一方で、緊急時にあまり重要でない機能(消化や排尿など)を鈍らせます。
食べた直後に運動するとお腹が痛くなるのは、消化機能が自律神経によって働きが鈍くなっているために起こるとも言われています。
【副交感神経系の機能】
日常的な状況下で体内プロセスを制御します。
副交感神経系には一般に、エネルギーを温存し、身体を回復させる役割があります。
副交感神経系は、心拍数を減らし、血圧を低下させます。
その一方で、消化管を刺激して、食べた物の消化や不要物の排泄を促します。
つまり副交感神経が適切に働いていないと、消化や排泄が適切に行われないので、消化不良になったり、便秘・下痢になったりするのです。
2.自律神経の乱れが腰痛を引き起こす原因
では、この自律神経の乱れがなぜ腰痛を引き起こすのでしょうか?
※ここではもともと腰に痛みがある人を対象としてお話をします。
その答えは
「痛みに敏感に反応してしまう」
からです。
痛みを感じるのには個人差があります。
いわゆる痛みに強い・弱いとも言えます。
自律神経が適切に働いていると、良い意味で痛みを感じにくくなります。
しかし、自律神経を乱れていると、ちょっとした痛みにも敏感に反応してしまいます。
つまり、本来であれば感じないような痛みにも過剰に反応してしまうのです。
ヒトには痛みを感じる閾値(いきち)というものがあります。
例えば、100という閾値で痛みを感じる人の場合、
普段は100という痛みの強さで初めて痛みを感じます。
しかし、自律神経が乱れていると70であったり、50であったり、その時の状態によって100に満たない痛みの閾値でも過剰に反応して、痛みを感じてしまうのです。
腰の動きで説明すると、普段は前屈で手が床につく人でも
自律神経が乱れて痛みを感じやすくなると
「床に手が付く前に腰に痛みを感じる」
ということが起こるのです。
また神経質になっているため、痛みを自ら探し出したり、動かすたびに痛みのことを意識したりします。
このような状態では、ちょっとした痛み(普段なら感じにくい痛み)でも強く感じてしまいます。
①痛みを感じる
②余計に神経が過敏になる
③さらに痛みを感じやすくなる
これが自律神経の乱れによる腰痛の大きな原因なのです。
メカニズムか以下の通りです。
①自律神経が乱れる
②本来であれば感じない痛みでも、痛みを感じてしまう
③動きが小さくなったり、ぎこちなくなったりする
④関節や筋肉の動きが悪くなる
⑤本来の動きができなくなる
⑥動きが悪い関節や筋肉を他の部位で補う
⑦身体に余分な負荷がかかる
⑧さらに痛みを感じやすくなる
この悪循環に陥ってしまいます。
「また神経質になっているため、痛みを自ら探し出したり、動かすたびに痛みのことを意識したりします。
このような状態では、ちょっとした痛み(普段なら感じにくい痛み)でも強く感じてしまいます。」
上記にこのようなことをかきましたが、これは私が臨床経験で体験しております。
「前かがみの時に腰の痛みはいかがですか?」
「前かがみはいいんですが、○○という動きでまだ痛いんです・・・」
この○○というのは、「腰を大きく反らして捻る動作」という
「日常生活ではまずやらない動き」だったのです。
これこそ、痛みに対して神経質になって無理やりに痛みを探し出している状態です。
これは長い間痛みがある場合に起こることです。
ホメオスタシス(恒常性維持機能)と大きく関連があります。
痛みが常にある(感じている)と、脳が「痛みがあることが普通」と錯覚します。
その状態で「痛みがない(感じない)」と脳は「痛みがないのはおかしい」と不安を感じ無理やり痛みを探しだします。
痛みがあることでいつもと変わらないという安心感を得るのです。
このような状態から脱却するのは非常に厄介です。
本人は改善したいと思っていても、
脳は痛みがないと不安
という状態になっているので、これを脳が痛みがない状態が当たり前という認識をしてもらう必要があるのです
3.腰痛の改善には自律神経を調整しよう
では、腰痛改善には自律神経が適切に働くことが必要というのはお分かりいただけたと思います。
痛みを感じるのは「神経」なので、この神経が過剰に反応する異常事態を正常に戻すことは必要不可欠なのです。
特に自律神経は
「生命維持や身体調整するために24時間はたらいているシステム」
なので、「痛み」改善だけでなく、正常な生命維持にも大事なことなのです。
交感神経と副交感神経の両方の機能を調整し、適切な神経の働きを戻していきましょう。
特に現代では交感神経が優位であることが多く、副交感神経が適切に機能していないことが多いです。
交感神経を鎮めて、副交感神経を活発にすることが求められます。
交感神経を興奮
副交感神経はリラックス
のときに働くので、いかにリラックスした状態にしていくかが重要になります。
4.自律神経を整えるには?
ここでは自律神経を整える方法をお伝えします。
さまざまなやり方があるかと思いますので、ここのご紹介するのもその一つと思ってくださいね!
副交感神経を優位にするために
「リラックスしよう」
としてもなかなかリラックスすることはできません。
あなたにも経験があるかと思いますが、イライラしたときにリラックスできます?
できませんよね?
まずは交感神経が活発になっている要素を頭から切り離すことが大事なのです。
例えば職場でイライラして交感神経が活発になっていることがあった場合、
リラックスしようとしても、イライラしたことが頭から離れないので常に頭の中にイライラがぶり返してしまいます。
そのため、別のことで交感神経を活発にしてしまうのです。
運動
趣味
スポーツ観戦
サウナ
など、そのことに集中できるものを行います。
そうすると、イライラしたことが頭から離れるので(忘れることができる)ので、イライラが落ち着きます。
好きな歌手のライブで大きな声を出して、跳んだり跳ねたりするとスッキリする感じです。
私の場合はランニングや筋トレです。
30分以上走っていると走ることに集中するので、ランニング中はイライラしたことを忘れることができます。
そのため、ランニング後は頭がすっきりして、リラックスすることができます。
筋トレ中は重りを持ち上げることに全集中しますので、余計なことを考えていられなくなります(笑)
終わった後はスッキリ爽快です。
サウナもいい例です。
①サウナで暑い(交感神経活発)
②水風呂で冷たい(交感神経活発)
③外気浴(副交感神経活発)
これを3セット
という流れになっています。
これは
副交感神経だけを調整するだけでは自律神経は調整できない
ということです!
思い切り交感神経を別のことで振り切った後に、副交感神経が機能してくる
ということです。
ぜひ、これらの作用を利用してあなたなりの自律神経の調整をやってみてください。
パーソナルトレーニングも効果的ですよ!
パーソナルトレーニングとは、
マッサージ(施術)だけ
運動療法だけ
トレーニングだけ
ではなくて、
その人のウェークポイントを的確に把握し
その人に合わせた施術・運動・トレーニング
を処方することが大切です。
最近では、You TubeやInstagramのような動画でいろいろなエクササイズやトレーニングが紹介されています。
もちろん、それで動きが理解できて、体が変われば問題ないのですが、なかなかうまくいきません。
それは
・フォームが適切ではない
・動かし方が合っていない
などが原因です。
これは、専門家に見てもらった方がいいですよ。
浜松市・豊橋市のパーソナルトレーニング・コンディショニング専門店
S-pace【エスペース】
では、お一人お一人に合わせたパーソナルトレーニング・ケアをご提供しております。
お体にお悩みがある
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浜松市(鴨江・葵東)、豊橋市にあるS-paceでは経験豊富なパーソナルトレーナーがおります。今回ご紹介した内容以外にも、もちろんトレーニングのことや食事指導など1人1人のお悩みに合わせた改善方法を導き出し、ご対応させていただきます。
※もちろん、ボディメイクをしたい方や競技力向上をしたい方も大歓迎です。
是非、お気軽にお問合せフォームから、当店へご連絡下さい。
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