こんにちは。
浜松市・豊橋市の
パーソナルトレーニング・コンディショニング専門店
S-pace【エスペース】です。
今回のコラムは『糖尿病とプロテインの向き合い方』についてです。
ここ数年で、プロテインを飲む方は急激に増えました。
栄養補給や美容目的など、用途は様々ですが、
今まで摂取することは良くないこととされていた、
糖尿病患者にとっても効果を期待して、プロテインの摂取を始めようかと、
思われる方も多いと思いますが、
一方で、「本当に摂取してよいのか?」「甘いものはダメなのか?」などの
不安がある方も多いと思われますが、
本コラムでは、糖尿病患者のプロテインの正しい摂り方、
注意事項などについて説明させて頂きます。
そもそも、プロテインを知らないという方は・・↓↓
プロテインとは、いわゆる日本語でたんぱく質のことをいいます。
プロテインは、人間の体において筋肉・臓器・皮膚・髪などをつくる材料となり、
また、ホルモン・酵素・抗体などの
からだの機能を調整する成分となる栄養素のことをいいます。
ひとえに、たんぱく質といっても豊富な種類があり、
そのどれにも20種類のアミノ酸が結合し構成されています。
20種類のアミノ酸には、体内ではつくることができない必須アミノ酸と、
体内でつくられる非必須アミノ酸に区別され、
必須アミノ酸をバランス良く摂取できる食品は“良質なたんぱく質”と呼ばれています。
良質なたんぱく質とされる食品は、おもに肉・卵・大豆製品などです。
たんぱく質が不足すると、成長期の子どもの場合は成長障害が起こす可能性があったり、
貧血、体力や免疫力の低下、筋肉がつきにくくなったりするなど、
身体的に様々なマイナスな問題を引き起こす可能性があります。
ここで、本題の糖尿患者はプロテインを摂取していいのか?
以前までは、プロテインの過剰摂取によって腎症を引き起こす可能性があるとされていました。
その理由として、ある糖尿病患者がパウダータイプのプロテインを多めに飲んでいたところ、
腎機能をあらわす“尿アルブミン”の値が、急激に悪化したとの報告もありました。
ただ、現在は正しく摂取すれば、
糖尿病患者にも効果的なことが研究結果によってわかってきました。
最近の研究では、
イギリスのニューカッスル大学で、食前に「ホエイプロテイン」を摂取することで、
食後の血糖値が上がりにくくなるという研究結果がありました。
それによると、食前にプロテイン(ホエイプロテイン)を飲んだ方は、
飲んでいない方よりも血糖値が正常値に収まっている時間が増え、
24時間の血糖値の平均値も下がったそうです。
血糖値が下がった原因として、
プロテイン(ホエイプロテイン)が食事の消化や吸収されるスピードを遅くしたことで、
食後の血糖値の上昇を抑えたことが原因として起こったと考えられ、
さらに、血糖値の上昇を抑えるホルモン「インクレチン」の分泌を抑える効果がある可能性があり。
食前にタンパク質を摂ることで、インスリンの分泌を促進したと考えられています。
こうした研究からプロテインを正しく摂取すると、
とても血糖コントロールに効果的とされています。
とは言っても、糖尿病患者は正しく摂取する必要があります
正しい摂取の仕方
普段からプロテインを取り入れていこう
小腹がすいたら間食に
間食で甘いものが食べたいけど、血糖値の上昇が心配という方、
そんな時には、血糖上昇を抑えながら、
甘い味で、おやつ感覚のプロテインは役に立ちます。
罪悪感を抱えながら、
糖質が多くカロリーも高いお菓子を食べるのではなく、
血糖値を気にせずに美味しく飲めて、
さらに栄養補給にもなる間食はいかがでしょうか。
プロテインは消化がゆっくりで腹持ちも良いので、
小腹がすいた時にはもってこいです。
血糖値が気になる朝食に
朝食の時間は夕食から時間が経っているため、
エネルギーが不足しており、糖の吸収が高まっています。
さらに時間がなく、簡単に食べることができるご飯やパンだけといった食事内容ですと、
食後の高血糖を招きやすい状態で、たんぱく質も不足してしまいます。
そこで、プロテインです。
プロテインは単体でも血糖値が上がりにくいですが、
ごはんやパンなどの炭水化物を食べる前に飲めば、
血糖の上昇を穏やかにしてくれます。
血糖値上昇を抑えてくれるだけではなく、
手軽にたんぱく質を補給できるのも良いことです。
糖尿病患者で筋トレをしている方は・・・
糖尿病を持つ方は筋肉をつけることで、
血糖値が上がりにくくなりますので、
筋トレはとてもお勧めです。
その筋トレの効果を上げる為にプロテインが重要です。
筋肉を修復する時の材料になるのがプロテインですので、
1食の糖質は15g程度のものを選んで飲むと良いでしょう。
飲むタイミングは?
筋トレをしている方が飲む場合は、
筋トレの後に飲むことをお勧めです。
筋肉修復のためには、素早く栄養を補給してあげることが重要だからです。
また、筋トレをしている人が効率よく筋肉をつけるためには、
筋トレをしない日でも日常的にたんぱく質が不足しないようにすることも大切です。
筋トレしてない、糖尿病患者もプロテインでダイエット!
プロテインは1食100kcal~150kcal程ありますので、
普段の食事にそのまま追加すると体重が増える可能性があります。
上記でも説明致しましたが、
間食に食べている甘いお菓子やスナックを
ぜひ、プロテインに置き換えてみてください。
手軽にたんぱく質が補給できるうえに、
菓子類に比べて摂取カロリーが減り血糖値の上昇が緩やかであるため、
脂肪を溜め込むホルモンも出にくくなります。
このようにプロテインを取り入れると減量効果が期待できます。
※ただし、糖質量が多いプロテインも存在しますので、ご注意を!
糖尿病患者のプロテイン摂取の注意事項
たんぱく質をたくさん摂るというと、
腎臓に悪いのではないか?
と気になる方もいらっしゃるのではないでしょう。
実際のところ、たんぱく質の過剰摂取による安全性はわかっていません。
そのため基本はお食事でのバランスを意識し、
たんぱく質の不足分を補う目的で1日1もしくは2杯にしましょう。
肉や魚でたんぱく質をたくさん摂った時には、飲む必要がありません。
また、たんぱく質は一度に吸収できる量が限られており、
摂りすぎたプロテインは脂肪として蓄えられてしまいますので、
体重を確認しながら飲むといいです。
しかし、現在すでに腎機能を指摘されている方は影響の出る可能性がありますので、
担当医と相談して飲めるかの判断をしてもらいましょう。
どんなプロテインを取り入れたら良いでしょうか?
ずばり、ホエイプロテインです。
そもそも糖尿病患者がプロテインを摂取すると、
こんな効果があります。
・糖質の吸収が穏やかになり、食後の血糖値上昇を抑える
・血糖値を下げるインスリンというホルモンの分泌を刺激して、血糖値を上げにくく、下がりやすくする
・食欲を増進するホルモンの分泌を抑えることで過食を防止する
なかでもホエイプロテインは、上記に挙げたような働きがより顕著です。
ゆえに、糖尿病患者や食後の高血糖が気になる方には「ホエイプロテイン」をお勧めします。
まとめ
糖尿病患者にとって、
たんぱく質は、ダイエット、血糖値の急上昇を防ぐ、筋肉をつけるなどの、
素晴らしい効果があります。
そのため、肉、魚、大豆製品などを中心としたたんぱく源から、
摂取(たんぱく質は体重1kgあたり1.0~1.2g)することが大切です。
もちろん、たんぱく質の過剰摂取は腎臓機能へ大きな負担をかける可能性がありますが、
肥満により糖尿病腎症などの腎臓疾患を発症しないためにも、
毎日適量を意識しながら継続して摂取する必要があります。
もし、糖尿病患者でプロテインの摂取にお困りの方は、
ぜひ、S-paceにご連絡くださいませ。
あなたに合わせた食事もしくは運動プログラムを考えさせていただきます。
本コラムを読んで頂きありがとうございます。
浜松市(鴨江・葵東)、豊橋市にあるS-paceでは経験豊富なパーソナルトレーナーがおります。
今回ご紹介した内容以外にも、
もちろんトレーニングのことや食事指導など1人1人のお悩みに合わせた改善方法を導き出し、
ご対応させていただきます。
※もちろん、ボディメイクをしたい方や競技力向上をしたい方も大歓迎です。
是非、お気軽にお問合せフォームから、当店へご連絡下さい。
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体重60キロで糖尿病です。筋トレを毎日していますが
その時は体重に対してどれくらいのたんぱく質を
取ればよいのでしょうか?
コメントありがとうございます!
筋トレを毎日されているとのこと、素晴らしいですね。
糖尿病の管理も含めて、たんぱく質の摂取量は非常に重要です。
一般的には、体重1キロあたり1.2〜1.7グラムのたんぱく質が推奨されています。
したがって、体重60キロの方の場合、1日に72〜102グラムのたんぱく質を目安に摂取すると良いでしょう。
しかし、腎臓や肝臓の機能が落ちている場合は、たんぱく質の過剰摂取が負担になる可能性があります。
このため、通常の推奨量よりも少ない量に調整する必要があるかもしれません。
具体的な摂取量については、医師や栄養士にご相談いただくことを強くお勧めします。