こんにちは。
浜松市・豊橋市の
パーソナルトレーニング・コンディショニング専門店
S-pace【エスペース】です。
今回のコラムは『糖尿病と疲労(倦怠感)の関係』についてです。
「糖尿病で強い疲れを感じる…」
「なぜこんなに体がだるいのだろう…」
糖尿病患者さんの中で、最近、疲れが気になって悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
糖尿病患者さんで、疲労を訴える方も少なくありませんが、
その原因を知ることで対処することができます。
本コラムでは、糖尿病と疲労(倦怠感)の関係について説明させて頂きます。
糖尿病で体がだるくなる原因とは
糖尿病による疲労(倦怠感)は、よく認められる症状で、糖尿病患者の約6割の方が、疲労(倦怠感)を感じていると報告されています。
その疲労の原因とは、糖尿病を発症すると、インスリンの作用が低下し、体内の糖が細胞内に取り込めず血中の糖の濃度が上昇し、高血糖の状態になります。
この時に必要な糖が取り込めなくなるため、エネルギー不足となり疲労(倦怠感)が発生する可能性があります。
ただし、この症状だけでは、糖尿病だけではなく、様々な疾患が原因である可能性もあるため、疲労(倦怠感)が続くような場合には病院を受診しましょう!
糖尿病患者が体がだるくなる原因
①高血糖・低血糖
②糖尿病の合併症
③うつ・不安
④運動不足(肥満)
上記の①~④を説明していきます。
①高血糖・低血糖
糖尿病になると、インスリンの作用不足で高血糖になることを先ほど説明しましたが、
インスリンの作用が低下すると、筋肉に糖分(ブドウ糖)を取り込めなくなり、エネルギー不足が生じます。
細胞に十分なブドウ糖が取り込めないと、疲労をきたす可能性があります。
その他に治療の際に使用する、血糖降下薬の原因の可能性があります。
この薬の作用として、血液中の血糖値のレベルが下がりすぎると、脳や筋肉などで糖分が不足するため、疲労感を生じる場合があります。
糖尿病の高血糖による症状
・尿量の増加(頻尿・多尿・夜間尿)
・口渇感
・空腹感
・体重減少
・目のぼやけ
②糖尿病の合併症
糖尿病を発症すると、全身に様々な合併症をきたします。
まずは神経に異常をきたす問題があると、起立時に血圧が低下したり、足に壊疽(えそ)ができたりといったことがおきる可能性があります。
また、糖尿病性腎症では、初期には自覚症状を認めませんが、進行すると、腎臓から尿として体の外に老廃物を排泄できなくなり、この状態を尿毒症と呼ばれ、体のだるさを生じる可能性があります。
その他にも、脳の血管が詰まる脳梗塞や、各種の認知症のリスク、動脈硬化で、手足の血管が細くなると、筋肉が血流不足となり、疲労をきたし、感染症に感染しやすく、病気がちになり、体に倦怠感きたす場合があります。
糖尿病の合併症の一覧
・糖尿病性神経障害
・糖尿病性腎症
・脳の病気(脳梗塞・認知症)
・心臓の病気(狭心症・心筋梗塞・糖尿病性心筋症)
・四肢の血管の病気(閉塞性動脈硬化症 他)
・感染症 など
③うつ・不安
糖尿病の方は、糖尿病でない人に比べて、うつ病や不安になりやすいと言われています。
糖尿病患者のうつ病またはうつ症状が出ている方は15%~35%の人が存在すると言われています
そのような、うつ病の症状には無気力、倦怠感、睡眠障害などがあります。
うつ病を発症すると、糖尿病の治療が困難となり、血糖コントロールが悪化させ、糖尿病の合併症を悪化させる可能性があります。
さらにうつの症状がなくても、不安は睡眠障害を引き起こし、
夜によく眠れないと、うつ病を発症しやすくなります。
さらに糖尿病患者では、睡眠時無呼吸症候群、レストレスレッグ症候群、糖尿病神経障害による手足のしびれなどにより、十分な睡眠をとれない場合があります。
また、著しい高血糖がある場合は、尿量が増えて、夜間にトイレに何度も行くようになり、睡眠不足をきたします。
これも糖尿病に関連する疲労の原因になります。
④運動不足 (肥満)
糖尿病患者では、身体活動が少ないほど、疲労感が強く傾向があります。
この疲労症状は、定期的な運動をすることで、改善できる可能性があります。
さらに運動不足が原因で、肥満なることはさらに疲労を高めることになります。
例えば、若い頃から体重が5kg以上増えた方や、肥満の方は、痩せている人や正常体重の人と比較し、糖尿病を発症しやすくなります。
肥満により疲労感が生じる原因には、次のものがあります。
・慢性的な炎症が生じ、疲労感が生じる。
・肥満により気道が圧迫され、睡眠時の無呼吸を引き起こし、睡眠不足となる。
・偏った食生活や運動不足などのライフスタイル
・体が重く、労作時に大きなエネルギーが必要なため、疲れやすい。
~運動不足解消する為には、簡単な筋トレで体力と筋力をつけましょう!
まずは簡単な体操でウォーミングアップを行い血流を良くしましょう
体操は、からだが固まっている状態から徐々に筋肉を動かし、血液の循環を良くしからだを温める運動です。
からだが冷えている状態では、動きにくく怪我をしてしまう可能性があります。
起床後や運動前に体操を行うとからだがスムーズ動き、代謝が高まり消費カロリーが大きくなります。
体操の注意として、運動初心者や低体力者は立って行う運動は強度が高く疲労につながる場合もあります。
ご自身の体力レベルに合わせて、座った状態の運動から始めて、徐々に立った状態の運動に強度を上げていくことが必要です。
体操は10回×1セットから(2セット/日を目標に)全身をほぐして、
動きやすいからだ作りを目指しましょう。
以下、準備体操の例です!
自宅で簡単にできる筋トレ
筋トレを実施するときの注意点
筋トレの初心者の方は、無理をせず簡単(寝ながら、座りながらの姿勢)なトレーニングから実施してみてください。
間違ったフォームで行うと、怪我や効果が出ないなど原因になります。
さらに筋トレを行う前はストレッチや体操を行い、筋肉を温めてから実施してください。
筋トレ後は疲労を残さないためにストレッチを行うことをお勧めします。
このコラムでは、体幹、お尻、太もも前、ふくらはぎの大きな筋肉を中心に鍛えていきます。
以下の筋トレを参考に!
体幹を鍛える筋トレ
体幹は筋トレを行う際の土台となり、トレーニングフォームを正しく導くために必要な筋力です。
他の筋トレを行う際の準備運動としても実施されます。
お尻を鍛える筋トレ
座っている時間が長かったり、前かがみの姿勢が多いとお尻の筋肉がどんどん弱くなってきます。
お尻が弱くなると姿勢が悪くなり、腰に痛みが出たりすることもあるので、とても重要な筋肉になります。
ここでは、お尻を鍛えると同時に体幹も意識しながらトレーニングすると、さらに効果的です。
太もも前とふくらはぎを鍛える筋トレ
太もも前とふくらはぎを鍛えると、他の筋肉に比べて基礎代謝が大幅に向上します。
太もも前は体の中で一番大きな筋肉になり、鍛えるとからだの全体の筋肉量が増加します。
ふくらはぎは血行をよくするポンプ作用があるので、
血流の改善がされ、血糖のコントロールがしやすくなります。
このような効果がある太もも前とふくらはぎを鍛えていきましょう。
まとめ
糖尿病と疲労(倦怠感)の関係について、説明してきましたが、
糖尿病患者の方で、強い疲労(倦怠感)を認めた時には、低血糖になることを避け、良好な血糖コンロトールを保ち、睡眠を十分とるなど、規則正しい生活習慣を心掛けましょう!
運動については、無理をせずに簡単な筋トレやウォーキングからはじめましょう。
本コラムを読んで頂き、ありがとうございます。
糖尿病患者で強い疲労で悩んでいる方、ぜひ参考にして頂けると幸いです。
浜松市(鴨江・葵東)、豊橋市にあるS-paceでは経験豊富なパーソナルトレーナーがおります。今回ご紹介した内容以外にも、もちろんトレーニングのことや食事指導など1人1人のお悩みに合わせた改善方法を導き出し、ご対応させていただきます。
※もちろん、ボディメイクをしたい方や競技力向上をしたい方も大歓迎です。
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